こんにちは、かしゅーです!
今回は、介護職員さんの転職について解説していきます
かしゅーが介護業界での転職で大事にしていることはこの4つです
1.人間関係
2.働く分野・施設
3.自分がしたい介護
4.自分がしたい働き方
「いやいや、かしゅー!お金も大事だよ!どうせ転職するなら給与が高い方が良いじゃん!」
という声が聞こえてきそうですね
確かにお金も大事です
しかし「介護職員 退職理由」で検索してみると、 退職理由のベスト5の中に「お金」に関する理由はほとんどランク外なのです
かしゅーが調べた結果、介護職員の退職理由BEST5はこんな感じです
介護職員の退職理由 BEST5 1位 ライフイベント(結婚・妊娠・出産・育児) 2位 人間関係 3位 将来性 4位 会社の理念が不満・自分に合わない 5位 労働環境や勤務形態が不満
このように、お金に関することは退職理由として挙がってこないのです
そこで、この記事では介護職員さんが転職の前に考えておくと良いことを解説していきます
これを読むことで、短期間で辞めてしまうことや転職を繰り返すことが減り、
同じところで、自分の理想とする働き方で、自分がしたい介護をすることができます!
ちなみに・・・
かしゅーは現在33歳ですが
これまでに7回の転職を経験し、
そのうち介護業界では4回の転職をしています!
なので、この記事は他のサイトにはない本質的なことを紹介していきます
それでは解説していきます!
①どんな風に働きたいか?

まずは、自分が介護業界でどんな風に働きたいのか?を明確にすると良いです
いきなり質問です
「あなたがしたい介護は、どんな介護ですか?」
「あなたがしたい働き方は、どんな働き方ですか?」
実は介護業界で働く上で、これが超超超大事です!
例えばこんな感じです
・一人の人に時間をかけて関わり、その人の生活を支えたい! ・介護業界を盛り上げたいから、今はすべてを経験したい! ・大規模な施設でバリバリ動いて業務をこなしたい! ・人がリハビリをして元気になっていく姿を見たい! ・住み慣れた地域で生活する人を支えたい! ・今日利用した人を全員笑顔にしたい! ・親の介護をしながら働きたい! ・本業は介護で、副業もしたい! ・とにかくお金を稼ぎたい!
自分が理想とする介護や働き方を考えることで
・自分はどんな介護現場で働くと幸せか? ・求人情報はどんな項目を見るべきか? ・どんなキャリアアップが必要になるのか?
これらのことを明確にすることができます
自分の「理想的な働き方」や「したい介護」を考えることで
理想の職場で、理想的な働き方で、転職を繰り返すことなく、長く働くことができます!
ここでよく聞く介護職員の転職事例を紹介します
40代女性 理想の働き方:親の介護をしながら介護の仕事がしたい 理想の介護:利用者といつも笑い合えるような介護がしたい 大人数の入居者が入所する施設に入社 ・時間に追われながら大人数のケアをすることが求められる ・時々、残業で勉強会がある ・定時の時間に退社できない 入社3か月後 「もっと一人ひとりのケアがしたいのにできない・・・」 「私のしたい介護はこれじゃない・・・」 「確実に定時で帰れないから親を見れない・・・」 入社6か月後 「すみません、退職させてください・・・」 「次を探さないと。「介護 転職 コツ」で検索、と・・・」 転職を繰り返す・・・
という残念な結果になってしまいます
自分が考える「理想の働き方」や「理想の介護」と「職場で求められる働き方や介護」が合わず、
短期間で辞めてしまい、転職を繰り返す・・・というケースです
これはよくみられるケースです
このような残念な結果にならないためにも
まずは、自分の「理想の働き方」と「理想の介護」を明確にしておくと良いです
この2つが明確になれば、次は働く分野・施設を選びます
➁どんな分野・施設で働きたいのか?

介護の分野はたくさんあります
介護保険のサービスでいえば、大きく3つにわかれます
訪問系:訪問介護、訪問入浴など 施設系:特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、老人ホームなど 通所系:通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア)
訪問系サービス
訪問系では訪問介護(=ヘルパー)があります
介護士が行うサービスは「生活援助」と「身体介助」の2つがあります
生活援助:調理、掃除、洗濯、衣類の整理、薬の受け取りなどを援助します
身体介護:食事や入浴介助、排泄介助、体位変換など、利用者の体に直接触れる援助をします
基本的には一人で訪問し、一人でサービスを提供するため、施設系や通所系のように常に同僚や先輩がいる環境で働くことが苦手な方にはおすすめです
最近では、歩合制を取り入れている訪問介護事業所もあり、働き方によっては20~30万円を稼ぐ人もいます。
施設系サービス
施設系では特養、老健、老人ホーム、グループホームがあります
ここでは特養と老健を簡単にご紹介します
特別養護老人ホーム(特養)
一般的に要介護度3以上の重度の方が入居する施設です
介護職の業務としては、食事の準備から食事介助、口腔ケア、トイレ介助、リネン交換、体位交換、記録業務、レクリエーション、服薬介助など、多くの業務があります
また、24時間体制でケアをする入所施設であるため、夜勤があります
以前は過酷な身体介助の環境により、介護職員の腰痛が非常に多く、それが原因で離職者が多くみられました。最近では介護ロボットや介護リフトの開発や啓発が進み、職員の腰痛対策に力を入れている施設もあります。介護ロボットの他にも「持ち上げない介護(ノーリフトケア)」の啓発も活発に行われています
給与は訪問系や通所系と比べ、やや高めです
夜勤や体力をつかう業務が多いため、他の分野と比べると20~30代の若手の職員が多いです
介護老人保健施設(老健)
自宅で生活ができることを目標にリハビリを提供する施設です
特養と異なる点は、介護職だけでなく医師や看護師、リハビリ専門職が常駐しています
介護職の業務としては、食事や入浴などの身体介護に加え、リハビリ専門職と連携してリハビリの補助を行う役割もあります
最近では「老健の特養化」が問題になっており、リハビリテーションの質の向上や多職種の連携がより求められています
基本的にはリハビリを中心とした仕事を行うため、患者さんがリハビリをして元気になって自宅に帰る、という関わりを行うため、リハビリに興味がある人にはおすすめです
通所系サービス
通所系では、通所介護(デイサービス)と通所リハビリテーション(デイケア)があります
通所介護(デイサービス)
通所介護は、自宅等で生活している方が入浴や余暇活動などを目的で利用する施設です
介護職員の業務としては、入浴介助や食事介助、作業活動の提供、レクリエーションや季節行事の企画などがあります
デイサービスは利用者の定員が10名と小規模なところから40~60名と大規模なところもあります
「一人の利用者にじっくりと関わっていきたい」という方は、定員が少ない小規模のデイサービスがおすすめです
他のサービスと異なる業務としては、利用者の送迎があることです
利用者の自宅まで送迎車で迎えに行き、利用終了後は自宅までお送りします
「運転が苦手・・・」という方は、見学や面接の前に伝えておくと良いです
最近では「リハビリ特化型デイサービス」という新しいデイサービスもあります
これは「リハビリだけをして半日で帰る」というサービスを提供しています
これについては、かしゅーも勤務経験があるため、後日ご紹介します
通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリは、自宅等で生活している方がリハビリを目的に利用する施設です
介護職員の業務としてはデイサービスとほぼ同じですが、目的が運動や痛みの軽減、体力の向上、認知症ケアなどのリハビリが主であるため、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が作成したリハビリを提供していきます
デイサービスやデイケアといった通所系は、施設系と比べると給与はやや低めです
給与は低いですが、夜勤がなく勤務時間も一定であるため、生活リズムを崩すことなく安定して働くことができます。施設系と比べると働きやすい分野と思います
高齢者が対象となる介護の仕事をするのであれば、以上のような施設から選ぶことになります
前半のまとめ

まずは、介護職で転職をする時は
①どんな風に働きたいか?
➁どんな分野で働きたいのか?
をしっかり考えることをおすすめします!
転職はとても体力を使い、また大きなストレスにもなります
何度も転職していると、将来が不安になったり、介護という仕事に自信を持てなくなる人もいます
そうならないためにも、以上のようなことを考えてしっかり準備して転職することが重要です!
これが明確に決まっているだけで、施設選びや求人情報、職場見学、面接はスルスルと進めていくことができます
前半はここまでです
後半は
・求人情報の見方
・施設見学の時の観察ポイント
・かしゅーおすすめのスキルと資格
について解説していきます!
そちらも参考にしていただると幸いです
それではまた!